2013年7月6日土曜日

プレゼンシングソマティクスワークショップin京都

今回、全く初耳だったこのボディワークのワークショップに参加してきました。

一応ボディワークに片足突っ込んでいるから、そこそこいろんなボディワークの名前くらいは知っていると思っていたけど、これは本当に初耳だった…存在知りませんでした。

なぜ興味を引かれたかというと、
普通腰が痛い膝が痛いって人が来たら、
痛みを取り除くように施術するものだよね?

PSは痛みを取り除くワークというより、
痛みそのものに意識をフォーカスしていくことによって、痛みは形を変え、意識が変容していく。それを促すワークであり、結果痛みがなくなるかもしれないよね、ということだったから。

ええ〜なにそれ!ですよ。

つまりは私が普段している施術と、真逆の考え方をしていると。
私はいつも痛みをとり除こうとしていたし、クライアントが痛みから気をそらしてリラックスしてくれると、施術しやすいもんだから、それを喜んでいたけれど、全く反対!

痛みは取り除くものではなく、敢えて、痛みの中に入っていっていくんです。
どんな痛みですか?どんな感じがする?言語化するならどう表現するかな?
そうして、そこに呼吸をいれていく。

マインドは、過去と未来に生きている。
でもからだは、今だけに生きている。
その乖離が、あなたをつらくしている。

痛みに集中している時だけは、今この瞬間に生きている。
そしてふと、より深い自分への認識に至り、意識が変わるという。
痛みをとることは目的ではなく、もし痛みが戻ってくるなら、
その都度、「痛みをプレゼンスする」、何度でも。
(最終的に痛みがなくなっていくことが多いとのこと。しかしあくまで最終目的ですらない)

あと、もちろんクライアントがプレゼンスするのを促すのが施術者の役目なんだけど、
施術者も、当然プレゼンスしている必要があると。そこも、私がWSに参加を決めた理由のひとつ。
「今ここ」に自分自身があるときって、ものすごく感覚が開くんだな。
施術時にそういう状態でいると、施術効果がどうとかいうより、
それがすごく重要なことだってわかる… うまく言えないけど。本当に大事なんだ!ってことだけは、それが確かだとわかるのよ!

でもいつもそういうふうにあれるわけじゃないから…
あれこれアタマでお客さんのからだを分析したり、
施術を組み立てたり、あれー?とかって考えたり…

今の瞬間に戻る実践的な方法を聞きたかったんだよね。

参加してとってもよかった!
ジャック・ブラックバーンおじさんもとても素敵な方で、
英語が出来ればもっと直接お話するのに〜〜〜!と、一年で数回訪れる「英語やらねば」病にまた火がつきそうです…。やっぱさあ、会話くらいできんとなあ…もったいない。。

私メモ。アトランダムに

1.痛みの経験の中に入る、内側で痛みを感じる→今の瞬間に居る
2.痛みは問題ではない。問題は恐れだ。
3.施術者は痛みへの付添人and自分がプレゼンスしていること→だんだん相手のからだになにが起こっているのかわかるように
4.全く痛みのない状態それこそ問題(アイダロルフ)
5.痛み=経験、人生、my story しばしば人は痛みを守ろうとする
6.痛みを受容する、痛みにyesと言ったとき痛みが変容していく
7.感覚意識をワークする
8.タッチは双方向。タッチしている人は相手のからだにタッチされている
9.からだに触れながらマインドに働きかける
10.マインドは過去に、からだは今にいる
11.しばしばintakeは、自分の歴史の話になる、自分は何者かという
12.今にいることと恐れは一緒に存在しない
13. 相手のリズムをつかむこと
14.(癒しの言葉、あるいは痛みの意味付けなど)言葉は、からだを感じることから生まれた、クライアントからくるものでなくてはいけない

最近は、痛みを意味付けしたり、カウンセリングのようにクライアントを導いたりすることがスキじゃなくって。
例えば、左膝の痛みは女性性に関わりますよとか、過去に関わりますよとか、そういったことをクライアントに伝えたり、ふくらはぎのなんとかがどうとか、足裏のなんとかがどうとか…まあこれまで私がお客さんに言ってきたようなこと…(笑)
私が伝えるのは違うよな〜って思ってたんです。

だから、受け手が、自分で気付いて、(意味付けなんかじゃなくていいから)私、こういう痛みを持ってたのね、って思える状態になれるよう一緒に居るっていうところが、
もうとってもとっても、私のツボなのでした。


ジャックおじさんは、私の普段の施術にPSを取り入れる方法も教えてくれました。
いっぱいメイクマニーしてね!だって(笑)
本当に勉強になりました。ジャックさんありがとう〜〜!

主催者さんの紹介ページ

トリリアム インスティテュート ジャパン